セクタとは

セクタ(sector)とは、ハードディスクなどの記憶媒体における最も小さい区画のことをいう。

ハードディスクなどは円盤状の磁気ディスクで構成されている。円盤内はいくつもの円によって仕切られており、円周から次の円周の間をトラックという。ここでいう円周とは円を形作る線のこと。また、トラックが描かれた円盤の真ん中から外側へ向かって二本の線を引いた時にできる、一つ一つの領域がセクタであり、それを含んで扇状に展開する領域がトラックセクタとなる。更にセクタが幾つかつながった領域がクラスタとなる。

セクタはハードディスクにおける区画の最小単位であるが、実際にはいくつかのセクタを結合し、クラスタ単位で処理することが多い。また、一セクタが一クラスタとなる場合もある。

ちなみに不良セクタとは、データを正常に読み取れない部分のことを言う。読み取れないということは書き込めないということでもあるが、エラーが見つかるのは書き込む時ではなく、読み取る時である。

ハードディスクのエラーをチェックするツールとしては、ウィンドウズのchkdsk(チェックディスク)というものがある。これはファイルシステムにエラーがあるかどうかを調べ、問題があれば修復するプログラムである。ハードディスクそのもののエラーを見つけて修復するものではない。

従って、不良セクタが認識されている場合、ファイルシステムはこの不良の領域を使わないようにする。chkdskによって不良の部分が修復されることはない。普通は、物理的に壊れた部分をソフトウェア単位で直せないからである。ウィンドウズの種類によっては「不良セクタをスキャンし、回復する」との表現も見られたが、実際には回復しているのではなく、無視しているだけ、ということになる。なぜこのような表現が使われていたのかは不明。

セクタの意味を簡潔に説明すると

ハードディスクなどの記録における最小区画のこと。