クロスデバイス

クロスデバイス(cross device)とは、サービスやデータなどを二つ以上の端末で同じように使えるようにした上で、同じ利用者が別々の端末同士でその引継ぎが行えることを意味する。

クロスデバイスとマルチデバイスの違い

マルチデバイスとは、コンテンツやアプリケーションソフト、更に具体的に言えば電子書籍、音楽配信サービス、写真ギャラリーなどに関する情報を複数のデバイス間で同期したり共有する機能のことを言う。エクスペリエンスも向上する。クロスデバイスでは、こうした機能と共に同一の利用者が複数間における端末同士での情報の連携や引継ぎを行う機能をも含むことがある。

これは、クロスデバイスが同じユーザによる何らかの効果を測定するために用いられることもあるためである。

例えば、広告効果を判定するにあたって、各デバイスごとに計測しているとする。しかし、スマホでは広告を閲覧しただけだが、パソコンで閲覧した際には購入へ至ったというケースも十分考えられる。もちろん同一ユーザであるのが前提だ。この時、従来の方法で、各デバイスごとに計測していてもあまり意味がない。

マルチデバイスとクロスデバイスは同じように使われることもある言葉であるが、クロスデバイスは、マルチデバイスが前提となる言葉でもある。

クロスデバイスの意味を簡潔に説明すると

複数端末間における同一利用者による共有データの引継ぎ機能のこと。