マルチプロセッサ

マルチプロセッサ(multiprocessor)とは、一台のコンピュータに複数のCPUが搭載されていることをいう。これによって並行処理が可能となる。

CPUはコンピュータ内部で演算を行う中心的な存在である。信号線を通って記憶装置など、様々な装置に接続され、情報のやり取りを行っている。

通常のパソコンには一台に対して一個のCPUが取り付けられている。一台のパソコンに二個のCPUが搭載されていたら、デュアルプロセッサーとなる。そして更に増えるとマルチプロセッサと呼ばれている。

マルチプロセッサは各CPUによって、それぞれ違う処理を並行して行うことができる。作業がCPUの数の分だけ分散されるため、結果として速度が上昇する。

ちなみに、マルチプロセッサはOSの方も、それ用に対応していなければならない。また、そのOS上で動かすアプリケーションもマルチプロセッサ用に対応していなければならない。OSが対応していない状況下でマルチプロセッサを搭載してパソコンを動かすと、複数あるCPUの内、一つだけを使って動作することになる。つまり、マルチプロセッサの利点を全く生かせないので無意味となる。

サーバではマルチプロセッサがよく使われる

これは単純に、外部からのアクセスが多いためである。サーバへ一斉にアクセスされるとプロセッサーは処理しきれなくなって順番待ちを発生させるようになる。このような事態を防ぐために、マルチプロセッサが使われるわけだ。主に処理を円滑に運ぶために利用される。

マルチプロセッシングとは

マルチプロセッサを使って並行処理させることをいう。多重処理とも。一個一個のCPUへの負担が減り、あるいは処理が分散されるため、結果として全体の処理が速くなる。

マルチプロセッサの意味を簡潔に説明すると

一台のコンピュータに複数のCPUが搭載されていること。