メールエイリアス
エイリアスそのものは、別名や通称、ニックネームなどの意味を持つ。
誰かがメールエイリアスにメッセージを送信した場合、そのメッセージは本来のアドレスのボックスに入る。これは、メールエイリアス専用のボックスが存在しないためで、送られてきたものは全て本来のアドレスのボックスに入る。
逆に、本来のアドレス名とは異なるメールエイリアスの名前でメッセージを送ることはできる。というか、これがメールエイリアスの本来の目的である。何らかの理由で本名ともいうべきアドレス名を使いたくない時などに利用される。
メールエイリアスは、プロバイダが用意している場合もあれば、メールソフトに機能が付属していることもある。また、ウェブサイト上のサービスで、アカウントを登録すれば、無料で電子メールが利用できて、ついでにメールエイリアスの機能が提供されていることもある。
メールエイリアスは複数作ることができる。自分で管理するサーバならハードディスクの容量が許す限り無制限つくることができるが、一般にはどこかから借りているケースが多いと考えられ、その作成には制限があることと思う。
メールエイリアスは削除もできるので、作りすぎて訳が分からなくなったら、必要のない分だけ削除できる。しかし、削除したメールエイリアスに届いたメッセージは、削除後には届かなくなるので注意が必要だ。
あと、アドレス内にある＠より後ろのドメインが同じものでなければならないという制限がある。通常は、あまり問題にならないけれど。
ちなみに＠より前の部分はアカウントと言う。後ろの部分はドメイン名である。独自ドメインを使っているなら、そのドメイン名が、プロバイダなどのサービスを使っていれば、そのサービス提供側のドメイン名が入る。メールエイリアスで変えられるのは、＠より前の部分のアカウントだ。