コンバーター

コンバーター(converter)とは、データや信号、エネルギーなどを他の形に変換する機械やソフトウェアを指す。

コンバーターは、「変換するもの」という意味があり、機械装置を指す場合は、回転機や変換器などと呼ぶ。また、コンバーターの回路網を指して言うこともある。

ソフトウェアでは、動画、画像、音声などで拡張子を変えて、そのファイル形式を変えるソフトや圧縮解凍ソフトなどがコンバーターに該当する。この場合、ファイル コンバーターとも言う。

電流では交流(AC)を直流(DC)、直流を交流、直流を直流に変換する機械装置をコンバーターという。これに対し、インバーターは直流を交流にする。一般には、交流を直流に変える装置をコンバーター、逆に直流を交流に変える装置をインバーターとして区別している。周波数を変える場合は、サイクロ コンバーターという。

ちなみに、一般家庭のコンセントは交流のAC電源であり、これは電気の流れる方向が一定間隔で切り替わる。つまり、プラスとマイナスが入れ替わる。これに対して、家庭で使われる電化製品の多くは、一定の方向に電気が流れる一方通行の直流で動くため、交流を直流に変更するコンバーターが必要になる。このため、家電製品では多用されている。

コンピュータなどのハードウェアでは、IDEをSATAに変換するなど、コードの仕組みを変えるアダプターなどをコンバーターと言う。

他に、アナログ音声をデジタルの形に変えるAC/DCコンバーター、或いはデジタルをアナログの形に変えるDC/ACコンバーターがある。データの記録や再生する際に利用される。信号変換の場合は、トランスジューサーセンサーとも言う。

コンバーターの意味を簡潔に説明すると

ある対象を他のものに変換すること。