パーミッション

パーミッション(permission)とは、それぞれのファイルに対して、読出、書込、実行の許可を定義したデータのことを言う。

ウェブサーバは、大抵UNIX系のOSが使われている。UNIXは、ユーザー、グループ、その他、という三つのクラスからなるパーミッションで構成される。保存されているファイルやディレクトリは、その全てが各ユーザ達によって所有される。また、パーミッションも各ユーザによって設定される。つまり、UNIXもウィンドウズと同じく、複数の人が扱うことを想定して開発されている訳だ。

ウィンドウズの場合、会社などの組織や家庭内の人たちと共同で使うことが多い。わざわざ各個人に合わせてアカウントを作成しないこともしばしばあるだろう。しかし、UNIX系のOSはサーバとして使われることが多い。

ただし、スーパーユーザーと呼ばれるrootというユーザーは、UNIXを操作するためのすべての権限を有する。すべてのファイルとフォルダのパーミッションを自由に変更することができる。いわゆる自宅サーバというのを構築している人は、このroot権限を持ち、パーミッションを含め、あらゆる操作ができる。

パーミッションの変更

パーミッションは、読出「r」に対して「4」、書込「w」に対して「2」、実行「x」に対して「1」とし、これを「自分」「グループ」「他人」の三つにそれぞれ組み合わせて使われる。また、どれにも該当しない場合は、「-」「0」となる。

例えば、HTMLやテキスト、画像などのファイルは、数値では「644」、記号では「rw-r--r--」である。つまり、「r」と「w」を足して「6」、「r」と「-」と「-」を足して「4」、再び「r」と「-」と「-」を足して4となる。何となくお分かりいただけただろうか。「自分」「グループ」「他人」のそれぞれに対応する区分で単純に足しただけである。

パーミッションの意味を簡潔に説明すると

読出、書込、実行の許可を定義した情報のこと。