wordpressのエラー

wordpressのエラーと一言でいってもその種類は多岐にわたります。例えばhttpやデータベース接続確立エラー、そしてテーマやプラグインの更新エラー、投稿しても更新できないといったことなどがあげられます。また、ステータスコードによる403などでログインできなくなったり、或いはwordpressでの編集時にプログラムの誤記入によってエラーコードが吐き出されたり、場合によっては500によって画面が真っ白になったりなどなど。

wordpressでエラーを表示させる

wordpressでエラーを表示させるには以下のようにfalseをtrueにします。標準ではfalseになっているかと。WP_DEBUG_LOGは、trueにするとwp-contentディレクトリ内にdebug.logというファイルを作ってそこへ記録します。

define('WP_DEBUG', true);//デバッグモードを使うかどうか
//define('WP_DEBUG_LOG', true); //debug.logファイルに記録
define('WP_DEBUG_DISPLAY', true);//errorを画面に表示させるかどうか

httpエラー

httpエラーはwordpressの投稿画面から画像をアップロードしている最中に発生します。いわゆるwordpressのメディアライブラリに登録される画像のことです。この場合の原因は容量かプログラムが動作する時間がからんでいることが多いようです。対策はphp.iniで直接編集するという形になります。

php.iniから以下の文字列がある部分を探して、自分の環境に応じた値に変更します。全ての項目を変更する必要はありませんが、値が大きすぎるとサーバへの負荷も大きくなってしまうケースも出てくるかも知れませんので、必要最小限に留めたほうが無難でしょう。

  1. max_execution_time
  2. max_input_time
  3. memory_limit
  4. post_max_size
  5. upload_max_filesize
  • 「max_execution_time」は、無限ループにより繰り返されるプログラムの実行が強制終了されるまでの時間を秒単位で指定します。
  • 「max_input_time」は、POST、GET、ファイルアップロードなどの入力に対して構文解析する最大の時間を秒単位で指定。
  • 「memory_limit」はプログラムが使える最大の値を設定します。
  • 「post_max_size」は、POSTデータ量の最大値を設定。
  • 「upload_max_filesize」は、アップロードファイルの許容サイズを指定。

他にプラグインが悪影響を及ぼしている可能性もありますので、一旦全てを停止させて調べてみるのも良いかも知れません。

wordpressのデータベース接続確立エラー

こちらはwordpressがインストールされているディレクトリにあるwp-config.phpへの記入ミスを原因とすることがほとんどです。サーバ側に問題があるのであれば他にも悪影響がかなり出ているでしょうし、サポートに連絡するか放置するかの二択になります。

ワードプレスがインストールされているウェブサーバ上のwp-config.php内には以下の部分がありますので、xxxの部分がデータベース側のサーバと一致するかどうか確認して、一致しなければ変更するという手順になります。サーバ管理会社によっては管理パネルからパスワードを簡単に見れないようにしているケースもあるので、その場合はツールを使うか、思い切ってパスワードを変更するか、どちらかを選択して実行します。

/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'xxx');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'xxx');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'xxx');
/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'xxx');

テーマやプラグイン編集時のerror

ワードプレスのテーマやプラグインを編集している際にエラーコードが吐き出される場合は、該当する行でおかしいところがないかどうか確認して修正します。場合によっては指定された行ではなく、他の行で問題を起こしていることもありますので注意して下さい。

行の指定のないエラー表示の場合、マルチサイトでワードプレスを運用しているか、ワードプレスにBasic認証をかけていることが考えられます。

投稿の公開や更新に失敗

ワープレの投稿画面から記事を公開できなかったり更新できない場合は、思い切って「Classic Editor」プラグインをインストールし、以前の投稿画面に戻すのが手っ取り早いです。ワープレに導入されているGutenbergはhtmlを使わない人用に開発されているようなソフトウェアになっているため、勝手に改行を消されたりタグを詰められたりします。改善されるのを待ちましょう。

403Forbidden

htaccessかファイルやディレクトリのパーミッションを原因とすることがほとんどですが、WAFが普及しだしてからは、こちらも多いようです。WAFの場合は、サーバ管理会社の提供する管理パネルからその機能をオフにすることで直ります。

まとめ

ワープレのerrorといえば思い当たる節でこれだけあります。細かいところを言えばもっと色々出てくると思います。人によって使い込んでいる部分は異なるため、そういったケースも含むと他にも沢山出てきそうですね。ただ、これだけのシステムを持つワープレを無料で提供している訳ですから、あれですかね。