wordpressのフッター編集

wordpressのフッターは、HTMLでいうとBODY閉じタグの上の部分を指します。この部分には外部ファイルから読込まれるjavascriptやcssなどのコードが記述されていることもありますが、一般にwordpressのフッターの編集といえば通常のコンテンツを言いますかね。例えば、プライバシーポリシーを記述した固定ページへのリンクやDIVボックス全体のデザイン、高さや幅、コピーライトなど。反対にwordpressデフォルトで組込まれているリンクを外したいなどの要望があったりもします。wordpressのウィジェットを利用しないのであればフッター領域をサクッと丸ごと削除するなんていうやりかたもあります。ホームページを構成するパーツとしは重要度が低い部分であるのは確かで、よほどインパクトの強い何かが無い限り訪れたユーザは気にも留めない部品となります。ただ、クローラの回遊率を上げるためか、カテゴリーや月別アーカイブなどをあえてこの位置に持ってくる場合もあるようです。とはいえ、スマホなどの端末ではレスポンシブウェブデザインによってサイドバーとフッター領域の区別がつかないこともありますが。

wordpressテンプレートのfooter.phpとは?

wordpressのフッターは、「footer.php」(以下、フッターと記述します)というファイルによって管理されています。この中にはwp_footer関数というものがあり、これがないときちんと動作しません。自分でテンプレートを初めて作る際に、wordpressのヘッダー部に記述しなければならないwp_headと同じく、忘れやすい関数です。

フッターの中身のコンテンツは?

フッターの中身は大抵、ウィジェットを呼び出す関数とwordpressなどへの直リンクとなります。ウィジェットを使わないテーマであれば、そもそもフッターにこの関数はないため、基本的にwordpressやテーマ作成者サイトへのリンクのみとなります。これを削除したい時は、Aタグで囲まれている所を注視して下さい。テーマの名前などが入っていればwordpressか作成者サイトへのURLですので、まるごとサクッと取り除きます。ただし、テーマによっては独自に関数を用いて出力している可能性があり、Aタグが見当たらなければ、「wordpress」や「テンプレート名」、「powered by」といった文字を目印にフッターを注視して下さい。どこかにあるはずです。見つけたらそれをそれを削除することでwordpressなどへの直リンクもなくなります。

クレジット表記

なぜワードプレスなどのアドレスが見えないのかといえば、「functions.php」などであらかじめ設定されているからです。つまり、別のphpファイルにワードプレスなどへのURLが定義されているからフッターをみてても見えないんです。関数をつかうまでもないような気もするのですが。ただ、本来は無償で使わせて頂いてるわけですから取り除くべきではないのでしょう。といってもワードプレスと全く関係のないサイトのすべてのページからリンクを貼るというのも何か合理性がない気もしますが。

あと、もし削除が問題となるのなら、ワードプレスはピーエイチピーというプログラムで書かれているため、ピーエイチピー本家に全てのページからlinkを貼らなければならないという矛盾も出てきます。ワードプレスのテーマではそういったことをしていないようですね。合理性がないからでしょう。

それに、あまりにもメジャーになったワードプレスは不正ログイン攻撃などの標的になりやすいため、安易にワードプレスと表記しないほうが良いのかも知れません。ブルートフォースやリバースブルートフォース、パスワードスプレーといった攻撃の標的になると、Apacheのログが無駄に肥大化します。

攻撃側は自動プログラムを駆使しますので、簡単に見つけられてしまいます。クレジットは強制でないのでしょうが、まあソースコードをみればすぐにワードプレスと分かりますし、良くも悪くもそれほど気にしなくてもよいと思います。ちなみに「functions.php」へワードプレスのバージョンを隠す、といった防御策もあります。

こんな感じです。add_filterは、add_actionとしても動くはずです。

function version_remove($ver){if(strpos( $src, 'ver=')){$ver=remove_query_arg('ver', $ver);}return $ver;}
add_filter( 'style_loader_src', 'version_remove' );
add_filter( 'script_loader_src', 'version_remove' );

プライバシーポリシーの追加

プライバシーポリシーは、広告などでcookieを利用している場合などに表示するコンテンツです。多くはフッター領域にAタグで貼り付けているのではないでしょうか。どの位置が良いのか、文字の大きさはどれぐらいにすれば良いのか、といったことは実際に張付けて確認してみるとよいでしょう。また、検索エンジンのロボットに対してnoindexとすることもあります。ヘッダーに記入する場合は、固定ページのスラッグを使って条件分岐します。まず現在の投稿のIDを取得し、WP_Post Objectを取り出します。その中から現在の投稿のスラッグを取得します。これをプライバシーポリシーページのスラッグとif文で比較させて、一致すれば出力させるといった具合になります。フッターではなく、ヘッダーの説明になりましたね。

$sl = get_post(get_the_ID());
$slug = $sl->post_name;
if($slug =="該当する固定ページのスラッグ"){
echo '<meta name="robots" content="noindex" /> ';
}

コピーライト表示

ターゲットとなるDIVブロックをみつけて、そこにコピーライトの文章を入れればよいだけです。ケースによっては新たにボックスを作ります。そこへインラインでCSSを記入し、装飾してしまいます。また、画像などの背景や色もこのやり方で変更できますので、ワープレ初心者なら挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし、画像はワープレが入っているディレクトリ(フォルダのこと)のどこかにあらかじめ保存しておかなければなりません。ワープレのテンプレートをよく弄る人にとったら簡単にできるでしょうけれど。

高さや幅の調整

フッターの幅は親ボックスに合わせないとデザインが崩れるかも知れませんが、高さはcssのインラインで直書きするとそのまま反映されるはずです。反映されない場合は、ワープレの「wp_footer」でcssを読込んで上書きしている可能性があります。その場合でもターゲットのタグにclassかidを指定し、「wp_footer」より下の領域でstyleタグを挿入してcssコードを記述すると動くかも知れません。

まとめ

いかがでしたでしょうか、ワープレのフッター編集。ワープレ初心者のかたにとったら少々ややこしくなってしまったかも知れません。フッター専用のプラグインというものもあると思いますので、最初はそこからはじめるのも一つの方法です。ただ、ワープレに慣れてくると、自分で直接手を加えたほうが速かったりします。プラグインに頼りすぎると最終的にはワープレの動作が重くなって、何か他の手段を考えるようになりますので。向上心のある方なら二度手間になるやも知れません。