Bluetoothキーボードのパスキー有りと無しのSSP(BSBT4D09BKとWedge Mobile Keyboard)

PIN方式は4桁のコードを用いるペアリングでBluetooth2.1+EDRより前に採用されているものだ。Bluetooth2.1+EDR以降はSSP(secure simple pairing)方式が拡張されており、PINコードの入力を省略できる。つまり、コード確認なしのJust Works。また、プリンターなどに対して六桁のコードを表示して確認するNumeric Comparison、キーボードなどに対して六桁のコード入力を求めるPasskey Entry、Bluetooth以外のOut Of Bandも増えた。

現在使用しているBluetoothアダプターはBUFFALO製の「BSBT4D09BK」なのだが、こちらはWindows8.1標準のBluetoothスタックならBluetooth4.0を普通に使用できる。しかし、Windows7は標準でBluetooth4.0に対応していないため、CSR Harmony Wireless Software Strackのインストールが必要だ。

そこで使っているBluetoothキーボードのペアリングの際、問題が起きた。キーボードはMicrosoft製Wedge Mobile Keyboardだ。Windows7標準のBluetoothスタックを使えばコード入力が求められ簡単に接続できたのだが、CSR Harmony Wireless Software Strack(以後CSRと呼ぶ)をインストールすると接続できないのだ。色々調べているとどうやら接続する機種によってはパスキーを使用したSSPをサポートしていないものがあるということだ。当方の場合、Bluetoothアダプターだろう。通常なら、キーボード底面の接続ボタンを長押しすれば繋がるのだが、CSRをインストールすれば、Fnキーを押しながら底面の接続ボタンを長押ししなければならない。ちなみにLogicool製Bluetooth Illuminated Keyboard K810はコード確認なしで繋がった。