ステレオヘッドセットBSHSBE19BKとBSHSBE27BK、BluetoothアダプターBSBT4D09BKとMM-BTUD43との組み合わせ

前々から気になっていたBUFFALO製のステレオヘッドセット(BSHSBE27BK)を先日、某販売店で購入してみた。すでに同社製のBSHSBE19BKというステレオヘッドセットも購入していたのだが、電波干渉による音飛びと音質が気になっていた。バッテリーの持ち時間は音楽鑑賞で11時間と充電をあまり気にせず使えるところは大きな利点なのだが、こと音楽鑑賞には複雑な印象を持っていた。そこでBSHSBE27BKを購入。この製品は、class1の理論値100メートルという通信出力と距離が特徴で、その利点を生かすためにはclass1のBluetoothアダプターも必要と考えた。ということで、これに加えてSANWA SUPPLY製のBluetoothアダプター(MM-BTUD43)も同時購入。

さっそくまずSANWA SUPPLY製のBluetoothアダプターをWindows8.1のPCに接続。USBを差し込む場所を探して何度か差し替えて変更している内に安価なUSB延長ケーブルに差し込んでしまった。これの抜き差しが異常に固い。固すぎるので力を入れて抜くと、MM-BTUD43の金属部分とプラスティック部分が分離してしまった。よく見ると折れたわけでもないし、割れたわけでもないようだ。金属とプラスティックをくっつけている引っ掛かりの部分が外れてしまった感じになっている。慌てて、プラスティック部分同士を接着剤でくっつけ、金属部の形状にペンチで修正を加えながら、再び一つの形に合体させてみた。金属部分に傷が入り、若干デコボコに歪んでしまった。筆者が不器用なのだろう。とりあえず抜き差しの固いUSBは要注意。気を取り直して再び、パーツをくっつけ、元の状態に近づけた。おそるおそるPCのUSBに接続。Windows標準のスタックでは認識しないようなので、同梱されていたCDからCSR Harmony Wireless Software Stackをインストール。Bluetoothアイコンが出現し、無事起動した。

そして次にマウス、キーボードをペアリングして順調に接続し、次いでステレオヘッドセットのBSHSBE27BKとBSHSBE19BKをペアリングしてみた。aptxという文字が画面右下部分に表示され、どちらも接続完了。さっそく音楽を鑑賞してみた。個人的な感想としては、BSHSBE19BKよりBSHSBE27BKのほうが音質が高い。またダイバーシティアンテナのお陰で、遠くのほうまで移動しても接続は切れない。バッテリーの持ち時間が音楽鑑賞で5時間程度という部分でBSHSBE19BKより劣るが、それでも5時間は楽しめる。どちらも一長一短であるから、状況によって使い分けるしかないのかも知れない。ちなみにBSHSBE27BKをBUFFALO製のBluetoothアダプター(BSBT4D09BK(class2))で接続してみるとBSHSBE19BKよりマシだが、向きによっては途切れる。もちろん、class1のBluetoothアダプターより通信距離は短くなっているので当り前ではあるが。BSHSBE27BKのスペックをフルで使うのであれば、やはりclass1のBluetoothアダプターが必要だろう。

気になる点といえば、CSRのインストールによってGOMPlayerでイコライザーが使えなくなることもあるようだ。この場合、「coreAAC Audio Decoder」をインストールすれば筆者の環境では使えるようになった。他には、CSRをインストールすると高音質のaptxが使える一方で、「音の明瞭化」のタブが消えてしまう。これは仕様上の問題で、そういう仕組みなのだろう。あと、BluetoothアダプターのBSBT4D09BKは、CSRをインストールしなくてもそのままWindows8.1と7の環境で使えるが、MM-BTUD43はCSRをインストールしなければ使えない。

とりあえず、色々思いがけないトラブルが起こってしまったが、結局それなりに丁寧に扱い、丁寧に設定すれば何ら問題ないと思う。