WACOM Intuos CTL-4100/KO

絵を描くデバイスとしては以前、他社メーカーのものを使っていた。当時のものはペンに電池が組み込まれているなど使い勝手はあまり良いとは言えないものであった。筆圧レベルも1024ほどのもので、当時はこんなものだろうとあまり気にしていなかった。描くものと言えばホームページの作成で使うちょっとした画像。

今回、久しぶりに絵を描くためにそれを引っ張り出してきた。ペンの中の乾電池を見てみると金属部も電池も腐食していた。それでも何とか腐食部分を削りとって新しい電池に変えてみるものの、Windows10ではドライバがきちんと認識されない始末。他のコンピュータでも試してみたが、Windows10では軒並みアウト。

仕方なくペンタブレットで調べて、WACOM Intuos CTL-4100/KOを見つける。WACOM Intuosシリーズを使うのは初めて。初心者からプロユースまでの幅広い製品がラインナップされている。家電店では昔から置かれていたものだが、じっくり内容を知る機会はなかった。

WACOM Intuos CTL-4100/KOを購入した当日、ペンでタッチして線を描くと、少し反応が遅れて線が描かれることに気づく。この不具合は今は解消されている模様。当初は何て使いにくいんだ!などどしばらく不満を持ったものだが、「デジタルインクを使う」のチェックを入れたり外したりしている内に、きちんと動くようになった。今ではチェックの有無関係なしにきちんと動く。WACOM Intuos CTL-4100/KOのドライバが更新されたせいだろう。プログラムというものは新しい機能を追加したりすると、他の部分で何らかの不具合が出ることが多い。これは仕方のないことかも知れない。使う側からしたらとてもストレスを感じるが。

気を取り直して幾つか絵や文字を描いてみた。WACOM Intuos CTL-4100/KOの筆圧レベルが最高で4096あるせいか、僅かな筆圧でもキャッチする。何よりペンが軽く感じられた。このペン(Wacom Pen 4K)の後部に3本の替え芯が搭載されているため、よほど酷使しない限りはしばらく持つだろう。また、WACOM Intuos CTL-4100/KOにはBluetooth機能はない。同等の機能を持つ製品でBluetoothが必要であれば、CTL-4100WL/K0となる。

WACOM Intuos CTL-4100/KOには購入特典ソフトウェアというものがあった。期間限定なのかどうかは分からない。筆者はCorel Painter Essentials 6を選択。このソフトウェアは、gifなどのファイルで保存する際、保存したい拡張子を選択する必要がある。いつも使っているソフトとは異なるため、しばらく気づかなかった。