アクションフック、フィルターフック、do_action、apply_filters
アクションフックとフィルターフックの書式は同じです。
add_filter(フック名, 実行する関数名, 優先順位, 関数で使用する引数の数);
両者のフックにおいて第一と第二引数は必須です。第三と第四はオプションのため、省略することができます。第三を省略すると初期値は10、第四を省略すると初期値は「1」となります。
アクションフックとフィルターフック
フックとはワードプレス本体にプラグインを引っ張り込むための仕組みで、これにはfunctions.phpに記述された各種フックも含まれます。
アクションフック
アクションフックは実行中のあるポイント又はあるイベント発生時にワードプレスのコアが起動させるフックを言います。「wp_head」「the_post」「wp_footer」などがあります。
フィルターフック
フィルターフックは改造したテキストの内容をデータベースに追加する前や出力画面に送り出す前に変更する仕組みを実現するために、ワードプレスが起動させるフックのことを言います。「the_content」「the_title」「wp_title」「the_category」「the_date」「get_the_excerpt」などがあります。
アクションフックとフィルターフックの削除
remove_filter(フィルターフック名, 関数名, 優先順位);
いずれも関数が取り除かれた場合はtrue、除去できなかった場合はfalseが戻り値となります。
アクション、フィルターフック共に一つ以上のPHP関数を指定することができ、それぞれアクションAPI、フィルターAPIと呼ばれています。また、ケースによってはアクション、フィルターフックのどちらを使っても同じ結果を実現することができます。これはプロセスの違いによるもので、両者は基本的に似たような仕組みで動いています。
do_action
do_actionはadd_actionを呼び出すための関数です。
追加の引数は対応する登録済みのadd_actionのコールバック関数に渡され、実行されます。do_actionは何も返さず、関数またはメソッドを呼び出すだけで、それ以外はapply_filtersとよく似ています。また、第一引数は必須ですが、第二は省略できます。
apply_filters
apply_filtersはadd_filterを呼び出すための関数です。
第一と第二は必須ですが、第三以降は、省略できます。また、第二以降は対応する登録済みのadd_filterのコールバック関数に渡され、その結果が返ってきます。その際、add_filterの第四においてコールバック関数で使う引数とapply_filtersの第二以降で使う引数の数を一致させて記述します。